QKシリーズ
球形スピーカーは曲面構造のため音質的なメリットが多くスピーカーのエンクロージャーとしては理想的です。しかし、開発を進める中で回折音や定在波だけでなくエンクロージャーの振動が再生音に大きく影響しており、音像音場の乱れにつながっていました。より質の高い音を目指すために振動対策の必要性を痛感するようになりました。
振動を軽減するには吸音する方法が最も手軽ですが、吸音材は情報量が減少してしまいます。そこでエンクロージャーを振動に抑え込める剛性化構造にすることで高音質化を目指しました。
そして、実験と試聴を繰り返し独自にMSSF(マスサスペンション・サウンド・システム・フレーム)方式(特許出願中)を開発しました。球形スピーカー内部に剛性化フレームを組み込むという全く新しい発想で作られた球形スピーカーは、音場、音像とも飛躍的な向上が図られました。改良前の球形スピーカーと比べ音場、音像のシャープさが向上しピントの合った定位を再現。ホールの残響音やボーカルのエコーなどが減衰していく様や、楽器や演奏家の存在感は白眉です。まさに目の前で演奏しているアーティストに触れることができるような錯覚すら覚えます。球形スピーカーの持つ本来の優位性に加えてエンクロージャーへの徹底した振動対策を施すことで球形スピーカーのポテンシャルを最大限に引き出すことに成功しました。
球体にスピーカーを搭載しただけでは球形スピーカーの性能をフルに発揮することは難しく、球形スピーカーの秘めたる性能を最大限引き出すにはエンクロージャーの振動対策を施した高剛性化が必須です。 その答えがMSSFです。全く新しい世界で最初の試みである高剛性化フレーム搭載の球形スピーカーが奏でる音の世界をどうぞご自身の耳でお確かめください。
製品紹介
お問合せ・ご注文